日本大学藝術学部 OB・OGインタビュー vol.1 音楽学科フルート科卒業生:坂上領さん

坂上領

サンエイホームの日本大学芸術学部OB・OGインタビュー企画!
一人目は日本大学芸術学部音楽学科フルート科を卒業され、第一線で活躍されているフルート、EWI、リコーダー、オカリナetc様々な笛たちを自由に演奏される坂上領さんです。


───本日はどうぞよろしくお願い致します。

坂上: よろしくお願い致します。参考になるといいのですけど。


───十分参考になりますよ!では、早速質問に移らせて頂きます。
   日本大学芸術学部に通う時にはお部屋探しはされましたでしょうか?

坂上: いえ、僕の実家は都内だったので、電車で通っていました。
    大体新宿まで出て、それから西武新宿線でしたね。気合い入れて途中駅まで自転車で行ってから西武新宿線に乗る時もありました。


───学校に入ってから楽器の練習はどこでされていたのですか?

坂上: 僕の場合は実家か、学校の音楽室です。学校の音楽室は結構遅くまで使えた記憶があります。
    学校の音楽室は21時とか22時まで使ったような…後は、ヤマハ音楽教室で受付のバイトをしていて、教室が終わった後に
    スタジオ貸してもらって練習していましたね。


───実は、その「バイト」の事、次に聞こうと思っていたんです(笑)

坂上: あ、そうでしたか(笑)


───学生時代はヤマハ音楽教室で受付のバイト、というと出欠の確認などのお仕事でしょうか?

坂上: そうですね、先生ではなく普通の受付です。ただ、そこで人生を変えるような出会いがあったんです。
    そこで先生として教えにいらしていた、ピアニストの松本圭司さん(※1)と、ギタリストの鈴木よしひささん(※2)です。
    お二人に声をかけて頂いて、お仕事をお手伝いするようになりました。ライブ現場などでの、いわゆるローディーですね。
    ライブの現場に連れて行ってもらって、毎日楽しかったですね。


───それは凄い出会いですね!それで現場に出るようになってプロを目指そうと決められたのですか?

坂上: それは実はもっと前で、高1か高2の時に、「音楽で行こう」と自分で決めていました。


───なるほど、それで日本大学芸術学部を受験されて…

坂上: そうですね。


───大学の授業で、大変だった授業と楽しかった授業を教えて頂けますか?

坂上: 大変だったのは、「吹奏楽」でした。江古田キャンパスに移動しないといけなかったのと、授業の始まりが遅かったんです。
    大体18時から、とかでした。
    なので、もうその頃から松本さんと鈴木さんのお手伝いで現場に出ている自分としては、授業に出るより現場に行きたくて(笑)
    やっぱり現場でプロの演奏を見るほうが刺激にもなりますし、楽しかった、っていうのが正直なところです。


───分かります(笑)学校の授業では勉強出来ないことが、現場にはたくさんありますよね。

坂上: そうなんですよね。授業を1日受けているより、現場に少しでも行けば学べる事ってたくさんあるので、吹奏楽の授業で
    先輩から「この曲お前吹かなくていい」みたいに言われる方が嬉しかったりしました(笑)
    やったー、現場に行ける、みたいな感じでした。


───では、楽しかった授業はありますか?

坂上: 「インプロビゼーション」ですね。


───即興演奏とかアドリブみたいな感じですか?

坂上: そうです。JAZZのスタンダード曲でアドリブを吹いたりするんですけど、自分はもうライブ活動を始めていたし、
     JAZZも好きだったので、臆せず吹けました!周りのみんなはアドリブは分からない、という方が多かったですね。


───さすがですね!領さんの勉強の成果と現場での経験が発揮されたのではないでしょうか(^^)
   そして、次の質問ですが、「所沢」にまつわる思い出などありましたら、ぜひお聞かせ下さい。

坂上: 所沢でよく同級生とご飯食べたり、所沢で一人暮らししている友達の家に遊びに行ったり…
    いわゆる大学生的な生活も満喫しましたね。皆で集まって遊んだり、と楽しかったです。


───最後に、これから日本大学芸術学部に入学される後輩の皆さんにメッセージをお願い致します!

坂上: これは音楽科だけではなく、どの学科でも言えることだと思いますけど、「コネクションを大事にするように」という事です。
    日芸はジャンルや業界の枝分かれが細部につながっていますので、例えば業界に顔の広い先生と仲良くするっていう事も
    大事だと思いますね。就職は進学校のようなエスカレーター制のような保障はないですから…。
    人間関係を築く事が大事ですよね。これはどの学校でも共通していると思います。

   そして、現場に足を運ぶことが大事です。生のプロの演奏を聴いて刺激を受けることです。
   「受け身」ではダメなんですよね。自分から矢印を外に向けて、「学校で教えてもらう」という考え方ではなく、
   「この学校で何を勉強してやろうか」という考え方を持ってほしいですね。


───なるほどです、大変参考になりました。本日は貴重なお話をありがとうございました!

坂上: こちらこそありがとうございました!



※1…松本圭司さん:
札幌出身。幼少の頃から音楽に目覚める。高校進学と同時にバンド活動を始め、ロック、ソウル、ファンク、ジャズなど
あらゆる音楽スタイルを柔軟に吸収する。
1992年、高校卒業後上京し、キーボーディスト、ピアニストとして活動を始める。
1998年末よりT-SQUAREに参加。アルバム「T-SQUARE」に自作曲4曲提供。2003年に1st ソロアルバム「Life」をリリース。
その後、レーベル “bootrecord” を立ち上げ、数枚のアルバムを発表。
自身の活動以外ではアーティストのツアーサポート、スタジオミュージシャン、アレンジャーとして活動。

http://keijimatsumoto.com/


※2…鈴木よしひささん:
作編曲家ギタリスト&キーボーディスト。
作曲家としてゲーム「パラッパラッパー」シリーズ「たまごっちのおみせっち」シリーズ他多数TV番組の音楽を製作、 
「ウンジャマラミー」(99年)はアメリカゲーム界のアカデミー賞「Academy of Interactive Arts and Sciences」において
「Original Music Composition Award」を受賞した。
最近は米マイクロソフトX-BOXのホラーゲーム「ホーント」他アニメ「スティッチ!」で日本人で初のディズニーアニメの音楽を手がける。
一方ジャズギタリストとして活動。本多俊之、マンデー満ちる等との共演サポートほか中路英明オバタラセグンドのギタリストとして
ラテンフィールドでも活躍。
最近「ポリパフォーマンス」と自ら名付けたギターと足鍵盤とボイスパーカッションの同時演奏という世界でも例のない演奏法を開発。
さらにボコーダーやループマシンも交え独自のソロパフォーマンス活動を展開中!

http://www.ac.cyberhome.ne.jp/~yoshihisa/YOSHIHISA_SUZUKI/Welcome.html

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【坂上領 プロフィール】

坂上領 (笛いろいろ)

1978年6月9日生まれ。東京大学教育学部附属中学校にて、中学1年の時に同校のオーケストラに入団するのをきっかけにフルートを始める。

日本大学芸術学部音楽学科フルート科に進学し本格的な音楽活動を開始。卒業後、現在に至るまで、様々なジャンルを「広く深く」追求。

自己のユニット『piada』にて「繪本図書館」「天球遊歩道」「雪原夜想曲」の3枚をリリース。2014年には13年目になるリーダーバンド『チャランガぽよぽよ』初となるアルバムをリリース。

これまでに共演、録音参加したアーティストに生田絵梨花(乃木坂46)、松下奈緒、元ちとせ、NAOTO、高嶋ちさ子、Monday満ちる、Sound Horizon、加護亜依、スガシカオ、亀梨和也、河口恭吾など、多数。その他作品としては、篠山紀信『digi+kishin』、映画『テルマエロマエ 2』、NHK『名曲アルバム』、NHK連続テレビ小説『つばさ』、アニメ『スティッチ!』『ケロロ軍曹』、ゲーム『レイトン教授』シリーズ、『GRAN TURISMO 5』、『LIGHTNING RETURNS : FINAL FANTASY XIII』など。

また、雑誌「THE FLUTE」「THE SAX」にて連載、「THE FLUTE」vol.125では表紙を飾る。2015年には初の著書「坂上領の聴きたい、吹きたい、あれこれ~Jazz&Pops FLUTE Lesson Book~」を出版。現在ではフルート以外にEWI、リコーダー、オカリナ、ティンホイッスルなどを駆使し「笛いろいろ」奏者として活動中。

http://ryosakagami.com/

【インタビュアー プロフィール】

12歳からドラムを10年間ヤマハ音楽教室で習い、高校1年で吹奏楽部に入部、打楽器を学ぶ。
音楽の楽しさを知り、音響技術の専門学校に進学。1年の後期で高校時代から通っていた「高円寺JIROKICHI」でPAアシスタントになり、その後17年間スタッフとして在籍。学校へは殆ど行かず、週4~5日は現場でPAの勉強をする。
現在はJIROKICHIライブ音源などの音楽配信を続ける傍ら、「孤独のグルメ」、「渋さ知らズ」などの音楽配信も手伝っている。

サンエイホームでは物件入力部隊として日々お部屋情報入力中。

チャランガぽよぽよ

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★坂上領リーダーバンド「チャランガぽよぽよ」CD

ラテン系脱力バンド“チャランガぽよぽよ”が愛を込めて、世代を越えて楽しくなるアルバムを作りました♪
歯切れのよいリズム、ハミングしたくなるようなメロディ、オリジナル曲はもちろん「チェブラーシカ」「チムチムチェリー」のカバーを含む全12曲収録。

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アルバム参加ミュージシャン: 

坂上領(Fl),帆足彩(Vn),高瀬”makoring”麻里子(Vo) 
扇谷研人(Pf),伊藤寛康(Bs),藤井摂(Ds),塩のやもとひろ(Per) 
NAOTO(Vn),仙波清彦(Per),高木義成(Hand clap) 
森田晃平×3(Kekeko),江田真純(Per),太田みちこ(Cho)
ジャイアン谷口(Per) 
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